2010年7月10日 タイ試合
7月10日
ルンピニースタジアム スック・ペットピア
第4試合
シロー・96ピーナン(志朗)115.6P
VS
ピチポン・シットジム116P
(勝敗:志朗判定勝利 ジャッジ採点:3者 49-48)
志朗は、新日本キック大会5月16日以来のリング。
体重が増えていたこともあり、試合前にかなりきつい減量が待っていた。
志朗はタイ選手がよくやる、1・2日で一気に5kg以上を落とす減量方法で朝計量をパス。
これもタイの気候があって成せる事だが、体力の消耗もはかりしれないだろう。
志朗にとって、このような体重の落とし方は初めてだ。
今回出場するルンピニー興行は午後5時開始だ。それまでに、どのくらい体力が回復しているか…
初回、ピチポンは開始ゴングと同時に左ハイキックを蹴り放つ。
志朗が日本人ということでか、ピチポンは時折なめてかかっている様な表情を見せた。
初回は両者の手数は少なかったが、2Rに入り互いの交差が激しくなった。
志朗がピチポンのローキックをしっかりカットすると、次第にピチポンの表情も硬くなっていった。
普段は首相撲へと組んでいく志朗だが、ここは相手と同じくローキックで返していった。
3Rに入るころにはピチポンの足も若干、赤くにじんできたか。
ピチポンは足にダメージがあるのは確かだったが、
ここで志朗は、判定になった時にも採点で有利になる事を想定し、ミドルキックの数を増した。
4R終了までは互いに接戦か。
このような場合、ちょっとした小さな流れの変化で勝敗が左右しやすい。
5R開始、ピチポンはそれまでに比べ前に出てきた。
ここで志朗を攻め込み、優勢を印象づけたかったのだろう。
志朗はここでも距離を保ち前蹴りを繰り出す。
この前蹴りが、ピチポンの出頭に数発決まったところで、一気に志朗優勢の流れに変わった。
さらに前に出るピチポンだが、逆に志朗の前蹴りで後ろに飛ばされのけぞってしまう。
追いかけるピチポンと、それを捌く志朗、そんな試合の流れになったところで終了ゴング。
最終ラウンドに若干の優勢を見せた志朗だが、相手を制圧していたという事では硬い勝利といえた。
ジャッジ判定も3者とも49-48で志朗の勝利を支持。
今回は減量の段階から不安もあったかもしれないが、
タイ選手に競り合って勝てたという事は、本人も自信になったのではないだろうか。
(シンラパ・ムエタイ)