タイ通信

松本志朗 ルンピニースタジアム新人戦にて勝利

今回もMA元フライ級チャンピオンで現在タイ在住の写真家の早田寛さんから試合レポートを送っていただきました。
ありがとうございました。

8月15日 ルンピニースタジアム スック・ペッティンディー(一部興行) 第7試合
シロー・96ピーナン(122.2P) (松本志朗・治政館) VSセーンサック・シッワルニ−(122P)
(結果:シロー判定勝ち 採点:3者49−47)

松本志朗がタイ4戦目を闘った。場所はルンピニースタジアムの土曜興行。
ルンピニースタジアムでは毎週土曜の17:00から新人選手を対象にした興行が行われている。
タイ国内で闘うムエタイ選手にとって登竜門的な試合(興行)で、個人差はあるが、この様な場で20〜50戦の経験を積み、平日興行の主力選手となっていく。
相手のセーンサックは、ムエタイ8戦目の16歳。
松本はこれまでに日本国内で約50戦のアマチュア戦績があるが、日本国内での戦績は別と考えた方がいいかもしれない。
ムエタイと日本国内でのグローブ空手は似ているようで微妙に違った競技なのだ。
松本のタイ国内だけの5戦目(2勝3敗)という戦績だけをいうと互角な相手とのマッチメークといえた。
試合は初回から蹴りあう流れに。
松本は右ロー、セーンサックは高い蹴り(ミドル)で、互いの相打ちも目立つが、若干松本のヒット数が多いか。
3Rに入り、セーンサックは組んでの試合運びに持ち込む。
タイではじめて闘う大抵の日本人選手は、この組んだ状態での攻防でスタミナを奪われ、ここで大差を取られてしまう。
松本はこれまでのタイ合宿で体力強化をテーマに首相撲を念入りに特訓してきたが、この試合でその成果を見せる事が出来るか。
最近のムエタイは、組んでから審判がブレイクをかけるまでの時間がかなり長い。
要するに首相撲の攻防が多くなったという事だが、 試合をする選手にしてみれば、全力で打撃を打ち合い、そして次の瞬間には総合格闘技の様な間合いで相手と競り合わなければならない。 そしてまた打撃での打ち合い…日本で行われている打撃格闘技の様に一回クリンチしたからといってレフリーが止めに入る事はしない。 ここで筋肉の疲労も一気に増す訳だ。

今、現在のムエタイはキックボクシングのような100%打撃オンリーの競技ではなく、組み合った時の体制の取り合いが大きな勝敗要素につながる。
試合は3R後半、組み合っての攻防も若干、松本が有利。
松本の足払いでセーンサックがこかされる場面が数回あったか。
4Rに入ってからのセーンサックの追い上げは凄まじかったが、それでも松本は右ミドルを中心に、この突進を捌きとおした。
5Rも進展無く、試合終了のゴング。
今回松本は危なげなく勝利できたが、強いていえば、あともう一歩、後半戦でのスタミナ面での強さを見たかった。
今回の相手は、たまたま4Rで(失速し)後退していったが、それは“たまたま”な事であって、他の選手が同じように息を切らせて後退してくれるとは限らない。
それにしてもタイに来た当初から比べると、一歩ずつではあるが目標に近づいているはずだ。
焦らず、全てを望まず一歩一歩を確実にクリアする気持ちで今後も練習に努めてほしい

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ルンピニースタジアム
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日本でも有名なサムランチャイ選手にセコンドについてもらった
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試合前のシャドー練習
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入場
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ガイスウィットトレーナーのアドバイスに真剣な表情で耳を傾ける
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試合前のポーズ
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試合開始
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やっと緊張がとれて笑顔を見せた

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ジムの人たちとの記念撮影

「写真提供/日本語ムエタイ誌:シンラパムエタイ」

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